生徒の勉強時間をふやす方法【忙しくてもできる】

教え方全般について

どうも、ベテラン塾講師のPENです。

このブログは、塾講師、家庭教師、教職課程の学生のために、私が塾で培ってきたノウハウを共有するために作りました。

 

生徒が勉強に使える時間は、有限です。

その限られた時間のうち、授業の時間というのはほんのわずか。

 

授業以外の時間を活用できるかどうかが、成果を上げるためのカギになります。

 

PEN
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今回は、生徒の勉強時間をふやす方法についてお話します。

こちらの記事もあわせてどうぞ。
>>教え下手な講師が知らない「教え方」のポイント
>>生徒の点数が伸びない宿題の出し方【解説と指導】

スキマ時間にできる勉強を指導する

スキマ時間を制するものは、勉強を制する

 

まずはじめに重要なことを言います。

生徒がスキマ時間を活用できるかどうかが、勉強の成果に直結します。

 

一週間にあるスキマ時間の合計は、塾や家庭教師の1コマよりもずっと長いです。

にもかかわらず、このスキマ時間を軽視している講師が多いように感じます。

 

指導のポイント

 

ではさっそく、スキマ時間の勉強の指導の話に入りましょう。

ちなみに、単語テストの一覧だけ渡して「覚えておいて」なんて言うのは、指導でもなんでもありません。

そんなことは、小学生の班長にだってできます。

 

きちんと指導を意識できている講師は、次のようなアドバイスを生徒にします

・1週間にはどんなスキマ時間があるのか
・5分の勉強時間を確保するためにはどうすればいいのか
・スキマ時間ができたら、何をすれば良いのか
・普段から何を持ち歩いておけばいいのか

 

5分の勉強の指導が疎かな講師が、30分や60分の勉強を指導できるとは思えません。

まずは、スキマ時間をうまく活用させられるかどうかが、講師の腕の見せどころです。

 

PEN
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まずは5分の勉強を指導する。これが講師の実力アップの近道です。

 

30分×3回より、5分×20回を目指す

 

勉強習慣がなかったり、部活動などで多忙な生徒を、30分机に向かわせるのは至難の業です。

30分向かっていたとして、集中が切れている時間はスマホを触っていたり、下手したら寝てしまったりします。

 

そういうしているうちに、生徒の自己肯定感もなくなっていき、勉強が嫌になるのです。

こうした悪循環は、はやいうちに抜け出す必要があります。

 

30分勉強を1週間に3回させるよりも、スキマ時間を探して活用させるほうがよっぽど簡単です。

 

例えば平日に4回、スキマ時間で5分勉強できたとします。

それだけで1週間に100分、授業時間よりも長い時間を確保できます。

 

細切れの時間でもできること

テスト期間の休み時間を思い出せ

 

5分の勉強時間となると、できることは限られてきます。

しかし短時間だからと言って、侮ってはいけません。

 

テスト期間の休み時間に、集中して復習・確認したことが、講師のあなたにもあるはずです。

最初から5分しかないと思っていれば、意外にもいろいろなことをこなすことができます。

 

スキマ勉強のポイント

 

まず着手しやすいのが、英語や古典の単語テストです。

他にも、理科や社会の暗記などがあります。

 

ポイントとしては以下のとおりです。

〈スキマ勉強に適したものの条件〉
・単純暗記や、一問一答形式になっている
・小問どうしに関連性がない
・中断しても、再開しやすい

 

慣れてくると、数学の公式なんかも覚えさせられます。

上記の条件を満たしているもの以外は、極力しっかりと時間を取って、机でじっくり勉強すべきです。

 

PEN
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5分後に晩御飯で呼ばれても困らないようなものをイメージしてください。

 

スキマ時間を想定させる

突然あらわれるスキマ時間

 

スキマ時間は、思いも寄らないタイミングで現れることがおおいです。

 

例えばお店の注文待ち、お風呂の順番待ち、夕飯の鍋を温めている間、などなど。

考え始めれば、無限にタイミングはあるのです。

 

教材は普段から肌身離さず

 

これらのスキマ時間がいつ来てもいいように、普段から手元に教材を持ち歩かせるようにします。

 

英単語帳などの既存のものでも構いません。

持ち歩き用の暗記ミニ冊子を作って、渡しておくのも手です。

メモ帳に自分で暗記表を作らせるのもいいかもしれません。

 

とにかく、上着のポケットくらいには入る、もしくは持ち歩いても邪魔にならない教材を用意します。

そしてそれを持ち歩かせるように、習慣づけの指導を行います。

 

スキマ時間は自分で探させる

 

人によって、よくあるスキマ時間は様々です。

 

電車に乗って通学している人は、その分スキマ時間が多くなりやすいです。

自転車でも、とても長い開かずの踏切や信号があるかもしれません。

 

人によっては、お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かしている間、単語を見ることができるかもしれません。

 

こうしたスキマ時間を探すヒントは講師が与えることができますが、意識して探すことは生徒本人にしかできません。

まずはスキマ時間探しの1週間を設けてみるのもいいでしょう。

 

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スキマ時間を制するものは、勉強を制します。

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