どうも、ベテラン塾講師のPENです。
このブログは、塾講師、家庭教師、教職課程の学生のために、私が塾で培ってきたノウハウを共有するために作りました。
今回は、効果的な授業の進め方について、私のやり方のコツを3つ紹介します。
・解説する内容を厳選する
・学校の授業を活用する

3つのうち、最後が一番重要です。
コツ①目的を明らかにする
テストの点か、実力か
まずは大前提になるのが、授業の目的です。
生徒や保護者が求めていることを、改めて明らかにしておきましょう。
テストの点数を上げたいのか、実力をつけたいのか、大学に合格したいのか。
これだけでも授業でやるべきことが変わってきます。

TOEICの点数を上げたいのか、英語力を付けたいのか、でも変わってきますよね。
目的は定期的に再確認する
この目的がきちっと定まっていないと、授業の指針が立ちません。
生徒も、なんのために勉強しているのか、ふわっとしてきます。
その結果、あまり身が入らずに、いい結果に繋がりにくくなります。
毎回の授業で、少しくどいくらい目的を確認しておきましょう。

お互い、意外に目的は忘れてしまうものです。
コツ②解説する内容を厳選する
不要なことは解説しない
授業の目的を定めたら、それに沿った授業内容を考える必要があります。
その中で、解説する内容はどんどん絞っていきましょう。
10点あげたいのか、30点あげたいのかでは、扱うべき内容も変わります。

目的にそぐわない内容は、全く触れないくらいの覚悟が必要です。
厳選した方がわかりやすい
いざ解説するとなると、関連したいろんな情報を列挙してしまいがちです。
しかし、情報量が増えれば増えるほど、生徒にとってはわかりにくい授業になってしまいます。
せっかく頑張って量を増やしたのに、結果としては点数につながらなくなってしまうのです。
10解説して2しか伝わらない。
これでは意味がありません。

4だけ解説して3伝わる方が、目的には近づきますよ。
参考記事
>>教え下手な講師が知らない「教え方」のポイント
コツ③学校の授業を活用する
学校の活用が一番重要
家庭教師にせよ、塾にせよ、最も大切なのは学校の時間です。
1週間に1コマ90分授業をしたとして、学校の時間に比べてとても短いですよね。
講師が生徒と一緒にいる時間は、学校にいる時間には遠く及びません。
そんな学校にいる時間を活用できていないのは、非常に勿体ないと思いませんか?

まずは、生徒がどれくらい活用できているのか確認しましょう。
学校の授業進度を把握する
まず最初にやるべきなのが、学校の進度の把握です。
そして、どのテキストを使って、何をメインに扱っているのか調査します。
・進むスピードは遅いのか、速いのか。
・テストで何が出題されそうなのか。類題プリントはあるのか。
・生徒はその授業で起きているのか、寝ているのか。
これらを調べていくだけで、目的の達成には大きく近づくはずです。
学校を復習に利用する
生徒が学校の授業を聞かない最大の理由は、聞いてもわからないからです。
わからないから、置き去りにされて、そのうち聞く気を失くしてしまう。
そうしているうちに、ただ寝る時間に変わってしまったりします。
これは非常にもったいない状態です。
どうせなら、その半分でも活用できるようにしたいところ。
その簡単な方法として、学校の授業を先取りしてしまうという方法があります。
家庭教師や塾の授業で、学校よりも先に解説してしまう。
学校では、復習として授業を聞いてもらう。
そうすると、大きく時間の活用になります。

もし解説を聞かなくても、演習だけでも活用できれば御の字です。
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